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若者の着物ばなれの要因は?


日本の伝統衣装でもある着物。若い人を中心に、着物を着る人が減少しています。 要因はいくつかありますが、生活スタイルの西洋化や着物の高額化、そして着物を着る機会の減少が挙げられます。

着物を着る機会が減少した要因のひとつとしてあげられるのが、着物へのイメージです。きちんと着なくてはいけないというプレッシャー、目立つから恥ずかしい、敷居が高い、過ごしづらいといったイメージから若者層を取り込めず、若者の着物離れにつながったと言われています。

これらはすべて、若い世代への着物に関する情報提供が不足しているためです。 着物を正しく着こなすためには最低何を揃えるべきなのか?いくらぐらいから買えるものなのか?着こなしやアレンジは?などのもっと着物を着やすくなる情報を提供する必要があります。もちろん、その中には伝統的な着付け方法や所作といったマナーも必要になります。まずは本来の基本を知り、どこまでなら崩してもおかしくないよというラインを教え、敷居を下げてあげる必要があるはずです。

インターネットでも基本的なことは分かるでしょうが、より本格的に着付け方法やマナーを学ぶなら着付け教室に通うのがベストです。着物の着付け方法はもちろんのこと、着物の文化やマナーまで学べます。初心者用の無料体験コースがある着付け教室なら、気軽に着付け体験ができるので、若者が着物の良さを知る良いきっかけになりますのでお勧めです。たとえば、大阪にある花 京都きもの学院では、初めて着物を着る方向けの無料の着付け体験講座があります。基本的な着物の着付け方から浴衣の着付け方といった自装だけではなく、人に着せる他装も学べます。

若い世代の着物離れを解消するには、着物の魅力を伝えたり、着物を自由に着る楽しみ方の情報を発信して、着物は難しいといったイメージを払拭することが大切になります。


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